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2025/06/26

クレカの"利息ゼロリボ"の隠されたトリックとは?
「リボ払い=高金利」というイメージを持つ方も多い中、最近注目されているのが**"利息ゼロリボ"**という仕組み。
「手数料がかからないなら、使ってみてもいいかも...」と思わせる響きですが、本当にお得なのでしょうか?
今回は、その裏にある意外な落とし穴を解説します。

◎利息ゼロリボとは?

利息ゼロリボとは、クレジットカード会社が提供する「一定条件を満たせば、リボ払いの手数料(利息)が発生しない」サービスのこと。
代表的なのは、初回リボ払い手数料無料キャンペーンや、利用残高の一部にのみ利息がかからない仕組みなどです。

一見するとお得に見えるこの制度。
しかし、仕組みをよく理解しないまま使うと、"結果的に利息を払う"ケースが発生することがあります。

◎隠された3つのトリック

【1】●初月だけゼロ、その後は通常利息が適用
多くの「利息ゼロ」サービスは初回または数回のみ適用され、以降は通常の金利15%前後が発生。初月に気を緩めると、その後の支払いがかさんでしまいます。

【2】●支払い額が少なすぎて元本が減らない
「毎月3,000円の定額払い」などは一見ラクに見えますが、元本の減りが非常に遅く、結果的に支払い期間が長期化。
キャンペーン終了後に発生する利息の影響が大きくなります。

【3】●「あとからリボ」指定時の落とし穴
一括払いからあとでリボに変更する「あとからリボ」は、利息がすでに発生しているタイミングで適用されることも多く、ゼロにはならないケースが目立ちます。

◎本当にお得に使うには?

「利息ゼロリボ」は、仕組みを正しく理解し、キャンペーン期間内に完済することが絶対条件です。
また、支払額を可能な限り多めに設定することで、元本を早く減らし、手数料の発生を防ぐことができます。

◆まとめ:ゼロという言葉に惑わされない"知識"が必要

「利息ゼロ」の響きは魅力的ですが、そこには巧妙なビジネス戦略が潜んでいます。
お得に見えるサービスほど、細かい条件や制限があるのが現実。
しっかりとルールを把握したうえで、自分の返済能力に合った支払い方を選ぶことが、賢いカード利用者への第一歩です。