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2025/02/02
- クレジットカードのリボ払いの上手な利用と注意点
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クレジットカードのリボ払いは、月々の支払い額を一定に抑えられる便利な仕組みですが、仕組みを十分に理解しないまま利用すると、思わぬリスクに直面することがあります。リボ払いに潜む怖い落とし穴と、それを回避するためのポイントを押さえておきましょう。
■リボ払いの基本的な仕組み
リボ払い(リボルビング払い)は、利用額にかかわらず、毎月決まった金額だけを返済する方法です。たとえば、月々の支払いを1万円に設定しておけば、10万円使っても1万円ずつ支払いが続きます。一見、家計をコントロールしやすい便利なシステムのように思えますが、ここにリスクの芽が潜んでいます。
■注意点
・高額な手数料
リボ払いには手数料が発生します。多くの場合、年率15〜18%程度の金利がかかるため、支払い期間が長引くほど手数料が膨らみます。元金の返済が少ないと、総返済額が利用額を大きく上回ることが少なくありません。
・返済期間の長期化
リボ払いは、利用額が増えるほど返済期間も延びる仕組みです。たとえば、毎月1万円を返済している場合、20万円の利用額であれば完済まで20ヶ月以上かかる計算になります。その間にさらにカードを利用すると、完済の目処が立ちにくくなる可能性があります。
・借りすぎてしまうリスク
支払いが一定額で済むため、現在の負債総額を把握しにくくなりがちです。これにより「あと1万円くらいなら...」と気軽に使い続けてしまうケースもあります。気が付けば負債が増え、返済に苦しむ原因になることも珍しくありません。
■リスクを回避するための対策
まず、リボ払いの利用前に手数料率や支払い総額をしっかり把握することが大切です。また、利用後はこまめにカード会社の明細を確認し、今どれだけの残高があるのか常に意識しましょう。可能であれば、ボーナス時期などに繰り上げ返済を行い、早期に完済を目指すのが理想です。
さらに、リボ払い以外の返済方法を検討するのも一つの手段です。例えば、分割払いは一定回数で支払いが終わるため、負債を管理しやすいという利点があります。最初から計画的に分割回数を決めることで、無理のない返済プランを組むことができます。
■まとめ
リボ払いは、うまく利用すれば支払いの自由度を高める手段の一つですが、その裏に潜むリスクを理解していないと、思わぬ負担に苦しむことになりかねません。賢い利用者になるために、仕組みを理解し、計画的な返済を心がけましょう。リボ払いを利用する際は、慎重に、そして責任を持って対応することが大切です。